淡路島は古代、皇室・朝廷へ海水産物を中心に献上する御食国(みけつのくに)として数々の食材を納めてきました。このことは、古来より淡路島が多くの食材に恵まれていたことを物語っています。現代でもその伝統は受け継がれ、数々の淡路島産の食材が全国にその名を轟かせています。
そのなかでやはり最初に挙げられるのが新鮮な魚です。鯛や鱧(はも)などは昔から全国的に知られていましたが、最近、これまで、鮮度の問題から地元でしか味わうことができなかった料理や、他地域とは異なる育成方法などで様々な魚が新たにブランド食材として注目を集めています。
すでに有名なのが水揚げ直後に瞬間冷凍し鮮度を保つことで実現した「生しらす丼」や、あまりに足が早いため、これまで漁師町以外では食べられる機会がなかった「生サワラ丼」、ミネラル豊富な淡路島の海で、通常は2年のところを3年かけて育てられることで旨味・歯ごたえが他所とは一味異なる「淡路島3年とらふぐ」など。これらの魚は旬にあわせて、様々な季節に淡路島を訪れてみてはいかがでしょうか。