淡路島の特産品と言えば新鮮な魚介類を思い浮かべる人も多いでしょう。ところが淡路島では漁業と同じぐらい農業や酪農も盛んで、その優れた品質は全国から注目を集めています。
農作物の代表格は淡路産たまねぎです。たまねぎ特有の辛味が比較的少なく、香りも優れています。その味を生かしたドレッシングなどの関連商品も豊富です。
最近、魚介類と同じくらいの人気を博しているのは「淡路ビーフ」。実は松坂牛や神戸ビーフの素牛は淡路産の但馬牛で、島で生まれた但馬牛のうち基準を満たしたものだけがその名を冠することができるのです。脂肪の風味と香り、そして上品な甘みを持つ赤身とのコンビネーションが淡路ビーフの美味しさの特徴です。牛肉以外には、淡路島の温暖な気候の下で健康に育った「淡路どり」も人気です。魚と肉のどちらも楽しめるのが淡路島の魅力ではないでしょうか。
意外と歴史があるのは牛乳です。淡路島牛乳 のルーツは、1900年(明治33年)、日本にホルスタインが導入されてからわずか10年後に始まります。日本で4番目の早い導入でした。現在では淡路島の豊かな自然が、風味豊かで美味しい淡路島牛乳を生み続けています。